妊娠中の食事とサプリメント
2011/12/08 お知らせ, 最新情報 by staff
●妊娠中に大切な栄養素
葉酸:胎児の神経管閉鎖障害に対して、リスク低減が期待できる栄養素
です。葉酸を取った方がよい時期は、妊娠の1カ月以上前から妊娠3カ月くらいまでです。妊娠を希望している方や妊娠の可能性のある方は、積極的に摂取する必要があります。
鉄:赤ちゃんやお母さんの血液中の赤血球をつくる大事な成分です。
妊娠すると不足しがちになり、お母さんは貧血気味になります。非妊娠時での必要量は10mg程度ですが、妊娠中の中期以降には倍量の20mg程度を摂取する必要があります。
カルシウム:妊娠中は、お腹の赤ちゃんの骨や歯を形成するために、カルシウムが1日に150mgも胎盤をとおしてお腹の赤ちゃんに与えられます。また、母乳をとおしても赤ちゃんにカルシウムが与えられるので、妊娠・授乳期は、お母さんの身体や骨の健康のためにも普段より多くのカルシウム摂取の必要があります。妊娠中は1日900mg、産後は1日1100mgのカルシウム摂取を心がけましょう。
●摂り過ぎに注意が必要な栄養素
ビタミンA:動物性食品に多く含まれ、妊婦が妊娠初期にビタミンAを過剰に摂取すると、胎児に奇形を起こす可能性が高くなると報告されています。緑黄色野菜や海草に多く含まれている”β-カロテン”はビタミンAの前駆体なので、これだと摂りすぎても過剰摂取に至りません。
Q&A
Q.1:サプリメントは摂った方がよいか
A.1:安易なサプリメントの利用は控えたほうがよいでしょう。
医薬品と違い、品質や規格などが一定せず、単一成分でなく複数成分が添加されている製品が多いため、成分同士の相互作用や過剰摂取などの問題もあります。栄養はできるだけ普通の食事から摂るように心がけ、どうしても食事から摂れない場合や、欠乏症などが疑われる場合は医師にに相談しましょう。
Q.2:自己判断で摂取してもよいか
A.2:妊婦は自己判断でサプリメントを摂取することは控えましょう。
食事や栄養について気になることがあれば、出来るだけかかりつけの医師に相談しましょう。
Q.3:サプリメントは胎児にどのような影響があるのか
A.3:胎児にどのような影響があるのか判断するデータが充分にないため、わかりません。
胎児については研究データが少なく、効果の有無や安全性が明らかではありません。安全性が不明なものを妊婦が積極的に摂ることは、避けたほうがよいと考えるべきでしょう。




